弘法大師ゆかりの八十八ヶ所巡礼。その長い道のりの終着点、香川県は「涅槃の道場」と呼ばれ、お遍路の最後のステージを飾る重要な地です。特に香川県西部にある観音寺市周辺は、結願(けちがん)に向けて巡礼者が多く訪れるエリアです。
そんな大切な締めくくりの旅を、もっと快適に、もっと深く味わっていただくために、当ゲストハウスでの2泊3日の滞在をおすすめします。重い荷物から解放され、心ゆくまで巡礼に集中できる、新しいお遍路のスタイルを提案します。
なぜ2泊3日?香川の札所を無理なく巡るための最適プラン
香川県に点在する札所の中でも、観音寺市周辺の5つの寺院(66番~70番)は、その配置から無理のない巡礼計画を立てることが重要です。当ゲストハウスを拠点とすることで、荷物を置いて効率的かつ体力的な負担を軽減しながら、充実した巡礼が可能になります。
1日目:壮大な自然と歴史を感じる2ヶ寺
【札所:66番 雲辺寺、67番 大興寺】
香川県に入って最初の難所となるのが、標高900メートルを超える雲辺寺(うんぺんじ)です。多くの方がロープウェイを利用して訪れますが、その道のりを含め、じっくりと時間をかけて巡ることをおすすめします。
初日はこの66番札所と、その後に訪れる67番大興寺(だいこうじ)の2ヶ寺で一日を費やすのが無理のないペースです。雄大な自然の中で、遍路道が紡いできた歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。当ゲストハウスで一日の疲れを癒し、翌日に備えましょう。
2日目:結願へ向かう3ヶ寺を巡る
【札所:68番 神恵院、69番 観音寺、70番 本山寺】
2日目は、68番神恵院(じんねいん)、69番観音寺(かんのんじ)、そして70番本山寺(もとやまじ)の3ヶ寺を巡ります。神恵院と観音寺は、珍しく同じ境内に位置しており、比較的スムーズに巡ることができます。しかし、70番本山寺は少し離れた場所にあるため、移動に時間がかかります。焦らず、それぞれの寺院で心を込めて納経し、巡礼の尊さを感じてください。
当ゲストハウスに荷物を置いたまま身軽に動けるため、無駄な体力を消耗することなく、最後の難関に挑むことができます。



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